ECM-PC60 と BSHSAU100BK の組み合わせレビュー

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リモート会議やオンライン飲み会など、パソコンでの通話が一般的になってきた昨今ですが、マイクの音量でお困りになったことはありませんか?

私はミニジャックタイプのスタンドマイクを使用しているのですが、どうも音量が小さくPC側でマイクブーストをかけたり通話アプリ側で感度を上げたりして対応していました。
それでも通話相手の環境によっては音量が小さいらしく、相手側に個別で私の音量を上げて対応される始末。
普段から頻繁に会話する気心の知れた友人ならともかく、ビジネスや一度しか通話しないであろう相手に声が聞こえなかったら問題です。

今回タイトルにある機材を使用することにより状況が改善されたので、各々の良いところ悪いところ、また、組み合わせての使用感をレビュー

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SONY 『ECM-PC60』

筆者は根っからのオンラインゲーマーなのですが、ボイスチャット用に品質が良くて安価な、コスパの良いマイクが欲しいと思い購入したマイクが、SONYのコンデンサーマイク『ECM-PC60』です。

とても小さく手のひらサイズ。クリップが付属しているので胸元につけてピンマイクとしても使用できます。
イヤホンなどによく使われているミニプラグをPCのマイクジャックに刺すタイプの製品です。
ノイズが少なく音質もきれいで感度も良好。PCでの通話用マイクとしての品質は必要十分。
マイクに近づいて喋ったら友人から「イケボ」と言われました(個人の感想です)

ただし

やはりサイズのせいかパワーが弱いらしく、普段は80cm~1m程度の距離で使用していますが少し声が遠く聞こえるようです。
下の写真は筆者の環境です。

肉眼で見るよりも汚い。さすがiPhoneのカメラ

どうやらこのマイクが本来の性能を発揮できるのは口元から20cm程度。これが「近づいたらイケボ」の真相なのかもしれません。
ですがキーボードの手前にマイクを置くのは邪魔だし、ピンマイクとして使うにはケーブルが短い(ケーブル長1m)

マイクの設置場所は変えたくなかったため、PC側の設定でマイクブーストをかけたり通話アプリ側で音量を増幅させたりして誤魔化していました。

しかしそんな昨今、ゲーム中心のブログを運営していることもあり、つい魔が差して「YouTubeに動画を上げてみたいなぁ」などと思い一念発起。
声を録画するに当たっては新たにもう少し高価なUSBタイプのコンデンサマイクでも買えばいいのでしょう。
しかしここで貧乏性が発症。なんとか今のマイクのまま品質を上げたい。

BUFFALO 『BSHSAU100BK』

調べてみたところ、ECM-PC60をUSB接続すると入力される音量が増えるとのことで、バッファローから発売されているUSBオーディオアダプター『BSHSAU100BK』を近くの家電量販店で購入。

ちなみに、通販では『BSHSAU105BK』の型番で売られていますが、「特定販売店向け」とのことで内容には変わりないようで、発売は「BSHSAU100BK」のほうが後のようです。
公式ページ 「BSHSAU100BK」「BSHSAU105BK

裏面を見るとPS4/PS3にも対応との記載あり。
「つながる!!」に並々ならぬ勢いと期待感を感じずにはいられません。
ゲームハードにマイクやヘッドセットを接続する場合、本来ならばUSB接続タイプのものを用意しなくてはいけませんが、これならば安く済ませそうです。

マイク端子とスピーカー端子があるため、これ一つで入出力の両方を賄えるようです。
筆者は元はマイクはPC本体のマイクジャックへ、イヤホンをスピーカーのイヤホンジャックへ繋いでいましたが、果たしてその結果は如何に。

マイクの音量について

それではいきなりですが、それぞれの状態を続けて録画しましたのでまずは動画をご覧ください。

まず明らかに違うのがノイズ。
通話に使う分には通話アプリのノイズカット機能もあるのであまり気になりませんが、録音すると前者はホワイトノイズがかなり聞こえます。
しかし、後者は明らかにノイズが減り静かなことがわかると思います。

また、マイクテストのバーに注目していただきたいのですが、音量に関しても前者よりも後者のほうが右側にバーが伸びてるのが見て取れると思います。

録音環境を変えてから友人二人と通話し、訳を話してみたところ、

友人W:「音量が上がって前よりはっきり聞こえる
友人G:「すごくおっきい。アプリ側で個別で音量を上げてたから大きすぎるくらい」

との感想をいただきました。
聞く側の環境も人それぞれですが、客観的には概ね期待通りの効果はあったようです。

感度が良くなり音量が上がったこともありますが、「はっきり聞こえる」ようになったのはノイズが低減した効果かと思われます。

イヤホンジャックとして

使っているスピーカーがノイズカットしてくれていることもありますし、PCの構成・環境による違いもあるので一概には言えませんが、イヤホンジャックに関してはスピーカーのイヤホンジャックに接続した時よりもノイズが強く、「BSHSAU100BK」のイヤホンジャックの使用は見送りました。

イヤホン・ヘッドセットとの組み合わせによってはノイズは気にならないのかもしれません。
念のため、以下に私の使用している製品をご紹介しておきます。

1万円以上するヘッドフォンも所有していますが、こちらは安価な割にいい音がするのでおすすめです。なによりお手軽。

私がイヤホンジャック代わりに使用しているスピーカーはサンワサプライのMM-SPWD3BKという製品ですが、現在は廃番となっているようです。

木製のスピーカーの音が好きなんですが、木製でイヤホンジャックがあって同程度のパワーのスピーカーだと、後継機はこのあたりでしょうか?

まとめ

今回『BSHSAU100BK』を購入する前に調べようとしたところ、通販サイト以外にはレビューが見当たらなかったため記事にしました。

オーディオ機器というだけで奥が深く、さらにパソコンの音の入出力周りは設定が煩わしいため大変ですよね。
少しでも『ECM-PC60』ユーザー、『BSHSAU100BK』及び『BSHSAU105BK』を購入しようと検討中の方、また、マイク音量でお悩みの方の力に慣れたら幸いです。

SONY『ECM-PC60』とBUFFALO『BSHSAU100BK』の各々のレビューと、組み合わせて使用した場合のレビューでした!

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